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2025年

安曇野移住の理由語る 令和4年から生活する作家・池澤夏樹さん

2026/01/25
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 作家、詩人、翻訳家として数多くの業績を知られる池澤夏樹さん(80)の講演会が24日、安曇野市の豊科交流学習センター・きぼうで開かれた。令和4年から安曇野市に暮らす池澤さんが「いま住むところと遠いところ」と題し、安曇野に移り住んだ理由などを語った。
 池澤さんは東京、ギリシャ、沖縄、フランス、札幌とさまざま土地に暮らしてきた。土地の生活や人、歴史を知ることで「なじみになっていくのが面白くて仕方がない。でも何年かするとだいたい分かった気がして、うずうずしてくる」と引っ越しを繰り返した理由を説明した。
 次の転居先は「文化的空気」から長野県と決めていたという。自然が近い場所を探す中で、安曇野への移住を決め「とてもいいところ。全ての面で満足している」と語った。
 「豊科」の地名の由来から小河川の名前、製造業が盛んで「トラックが多くてコンビニの駐車場が広い」ことまで、安曇野の知識を次々に語り、土地を知ろうとする意欲の健在ぶりを示した。「80歳ですからね。今度はちゃんと落ちつくんだ、と自分に言い聞かせています。ずっといるでしょうから、よろしくお願いします」と「新参者のあいさつ」をした。
 「きぼう」内の豊科図書館が開館15年を記念して開催した。聴講希望が多数あり、穂高交流学習センター・みらいに、パブリックビューイング(PV)会場も設け、合わせて約240人が来場した。

安曇野移住の理由などを語る池澤さん
安曇野移住の理由などを語る池澤さん