架線集材の模型を製作 塩尻・県林業総合センター 小澤岳弘所長 動画も配信
2026/01/23
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県林業総合センター(塩尻市片丘)の小澤岳弘所長は、山林内でワイヤロープなどを使って伐採木を土場に運ぶ作業「架線集材」の現場の模型を製作した。身の回りの物で誰でも作ることができ、林業の技術が分かる模型となっている。模型作りを通して、多くの人に林業技術を身近に感じてもらおうと、作り方や操作方法の解説動画を、県林務部の動画配信サイト・ユーチューブで配信している。
「エンドレスタイラー式」の架線の張り方を再現した。山の斜面は段ボール、支柱となる立木はストローで作った。ワイヤロープは刺しゅう糸、材木をつるして運ぶ搬器はクリップ、ロープを巻いて搬器を動かす「集材機」は筒形のミシン糸とセロハンテープのケースを材料に使った。
搬器を走行させるロープは赤、搬器を上げ下げするロープは青にするなど、張り巡らされたそれぞれのロープの役割や動く様子が一目で見て分かるように糸の色を使い分けてある。
小澤所長は、同センター森林学習展示館の職員・間島達哉さんと共同で、合板や小枝、ステンレス製のワイヤなどを使って“進化版”の模型も作った。林業関連の研修や教育活動で活用するほか、2月5日に木曽町で開かれる「架線集材全国サミット」で展示する。
小澤所長は、模型があれば、山の中の広範囲に数百メートルのロープを張って行う架線集材が俯瞰でき、作業や技術の理解が進むと期待している。「木材を空中につるす架線集材は、山を傷めず、作業をする人が急斜面の山に入らずに済む方法だと知ってもらえたら」と話している。



