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2025年

県安曇野建設事務所・手塚凱斗さん 国交省の技術研究発表会で優秀賞 ゲームや模型を使った防災教育が高評価

2026/01/23
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 安曇野市の県安曇野建設事務所整備課計画調査係の技師・手塚凱斗さん(28)が、国土交通省の「国土技術研究発表会」で優秀賞を受賞した。同建設事務所が土砂災害模型や独自のボードゲームを使って取り組む防災教育の内容が高く評価された。県で入賞後、国交省中部地方整備局の発表会で最優秀賞に選ばれ、推薦を受けた本省の発表会で最優秀賞に次ぐ賞に輝いた。
 手塚さんは受賞を喜びつつ「(発表の経験を)説明会などで生かしたい。見せる資料作りも心掛けたので、今後の業務でも生かせれば」と語る。同整備課の伴野光彦課長は「本省まで進むのはめったにないこと。取り組みの内容が評価されてうれしい」と喜ぶ。
 県発表会には県建設部などから職員16人が参加して4人が入賞した。入賞者4人が国交省地方整備局の発表会に進み、手塚さんは最優秀賞(1人)に選ばれた。昨年11月の本省発表会は全国から71人が参加し、14人が発表した「安全・安心Ⅱ部門」で最優秀賞1人と手塚さんを含む優秀賞2人が選ばれた。
 同建設事務所は豊科東小学校と連携した防災学習、中学生キャリアフェスティバルへの参加、豊科高校(安曇野市)の授業などを通じ、視覚的・体験的な防災教育に力を入れている。独自に制作したボードゲームは、コイン(予算)を使って歩道を造ったり橋を架けたりと、街の課題を解決する整備をしながら住みよい街づくりの流れが体験できる。建設の仕事を遊びながら学ぶこともできる。
 手塚さんは豊科高校出身。中学生の頃から建設の仕事に興味があり、令和3年4月に県職員となった。「県が推進している『逃げ遅れゼロ』に向け、住民各自の避難につながる取り組みをしていきたい」と見据える。

優秀賞に選ばれた手塚さん。手前は土砂災害模型