衆院選 超短期決戦 準備急ピッチ 公示まで1週間
高市早苗首相が23日に衆議院を解散すると表明した。27日の公示まで1週間しかなく、長野2区(松本市・安曇野市・東筑摩郡など)、4区(塩尻市・木曽郡など)に立候補を予定する候補者の陣営は急ピッチで態勢を整えている。
長野2区は、立憲民主党現職の下条みつ氏(70)=松本市深志2、自民党新人の藤田ひかる氏(35)=同市、日本維新の会新人の手塚大輔氏(43)=同市宮渕3、参政党新人の竹下博善氏(43)=長野市中条=が立候補を予定している。連立政権を組む自民・維新の両党がそれぞれ候補者を立て、中道路線を掲げる新党から臨む現職、昨夏の参院選で躍進した参政党の4人による激戦が予想される。
新党「中道改革連合」から出馬する方向で調整している下条氏は、「予算審議をせず支持率が高いから解散というのは認められない。対抗する勢力の結集が必要」と話す。
藤田氏は「首相自身も進退をかけると話しており、覚悟を感じた」と受け止めた。「国家運営を強く、安定的に進められるよう2区で必ず議席を勝ち取る」と意気込んだ。
4回目の衆院選に臨む手塚氏は「新たな政権の枠組みの信を問いたい」と抱負を語った。10年前から継続している街頭演説と、動画配信に力を入れた活動を展開するとした。
竹下氏は「解散となったら戦うだけ」とし、「党が躍進できる機会だと思っている。尽力したい」と、松本駅前など各地での街頭演説を中心に活動を展開していくとした。
長野4区は、自民党現職の後藤茂之氏(70)=諏訪市、国民民主党新人の花岡明久氏(46)=埼玉県朝霞市、共産党新人の武田良介氏(46)=長野市=が立候補を予定する。ほかにも擁立を探る動きがある。
後藤氏は高市首相の会見を前向きにとらえつつ、流動的な情勢でも「信じる政治を訴え、理解を得るのは変わらない」と話す。党政調会長代理として党公約をまとめ、24日に後援会の会合を行い、選挙戦の方針を確認する。
花岡氏は社会課題解決に努めた自身の経歴を踏まえ「全力で冷静にメッセージを伝える」と話す。国民生活に影響せず、国民が高市首相の説明に納得することを条件にこの時期の解散を受け入れる。22日にも選挙区に入る。
武田氏は19日、塩尻市などでつじ立ちをした。物価高対策など課題が山積しているとし「自己都合の解散だ」と高市首相を批判する。選挙で自民党政治の根本が問われるとし「自民党と対決するのは私だけだ」と強調する。
立憲民主党県連は、党の衆議院議員に参加を呼び掛ける中道改革連合の動きを見て、4区で擁立される場合は支援を検討する方向。参政党県連は、竹下氏が出馬を予定する2区以外の県内小選挙区での擁立も模索する。



