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2025年

松本城外堀の石垣修理始まる 崩落した南東側で

2026/01/20
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 松本市は今月に入って、国宝松本城南東側で崩落していた外堀の石垣を修復する工事を始めた。20日に石垣を積み直す本体工事に着手し、3月末までに工事を終える予定だ。
 日本銀行松本支店近くに位置する外堀の内側(二の丸側)2カ所を修復する。うち南東隅の崩落は幅約3メートル、高さ約1メートルにわたり、平成27(2015)年に発見された。もう1カ所は約40センチ西側で、幅約6メートル、高さ約2メートルの崩落が令和6年3月に見つかった。近代以降に造られた石積みが崩れたとみられる。
 5日に仮囲いの設置が始まり、13日から堀の内部に土のうを積んで修復箇所の水を抜く準備を進めていた。19日午後には土のうに囲まれた南東隅部分の水が抜かれ、水面下の構造があらわになった。修復は原状復旧を基本とし、堀の中から崩れた構造物を可能な限り拾い集めて元に戻す。
 昨年1月から10月にかけて行われた旧松本市立博物館の解体工事完了を待って修復を始めた。市は本年度一般会計当初予算に事業費3300万円を計上していた。工事期間中、大型トラックやクレーン車の通行のため、大名町通りに通じる土橋は一部で歩行者の立ち入りが規制される。

堀の水が抜かれた南東隅の工事現場(19日午後3時50分ころ)