麻績・松倉の枯損木伐採に力 活用できる里山へ
2026/01/20
後で読む
麻績村は今冬、下井堀区松倉のアカマツ林で、枯損木の伐採事業に本格的に着手した。松倉一帯は村・民有林が混在する集落に近い里山だが、近年は松枯れによる荒廃が広がり景観悪化が懸念されていた。村は手始めに村有林を整備して枯損木の伐採・搬出を促し、天然更新による樹種転換を進め、再び活用できる里山として再生していきたい考えだ。
5日から村内に事業所を持つ松本市波田の林業会社・ワークスピリットによる伐採が行われている。県の支援事業を活用し、本年度は村有林約1ヘクタールを伐採する計画だ。伐採木はチップ化し、業者がバイオマス発電やチップボイラーの燃料として村外に売却していく。業者の利益を確保する村の独自施策によって持続可能な伐採を促し、周辺の民有林などに整備を広げていきたいという。
松倉一帯の里山は、県道に近い交通の便の良さから、かつてゴルフ場などの整備も模索されたという。ワークスピリット社長の宮下雅人さん(41)=麻績村=は「まずは荒れた一帯の環境を整え、山のあるべき姿を取り戻す」とし「一帯で林業の復興や山林と調和した観光アクティビティ施設の整備など、村を盛り上げる里山の積極活用につなげられれば」と意欲を語る。




