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2025年

長野県の成り立ち学ぶ 松本でフォーラム 移庁・分県論も解説

2026/01/19
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 旧筑摩県と旧長野県が合併して現在の長野県が誕生して今年で150周年となる契機に、明治維新後の流れや戦後まで続いた移庁・分県論などについて学ぶ信州歴史フォーラムが18日、松本市大手3の市立博物館で開かれた。同館学芸員・遠藤正教さんが長野県の成り立ちや、分県を阻止して県歌となった信濃の国などについて解説し、約70人が聴講した。
 遠藤さんは、現在の長野県が誕生する2カ月前の明治9(1876)年6月19日に旧筑摩県の県庁だった松本城旧二の丸御殿が一部を残して焼失し、7月18日に県庁放火で6、7人が捕縛されて多くが旧長野県の人だったことが新聞に載ったと紹介した。捕縛された人たちは誤認だったとして全員が無罪放免となったが、この時に「長野と松本のライバル的なものが始まったのかもしれない」と推察した。
 最後には質問も受け付け、参加者からは「(長野県誕生が)作為的に行われたようにしか思えない」や「なぜ松本県として広がっていかなかったのか」などの疑問が出ていた。
 松本市の男性(67)は「中学や高校の時に教えてもらいたかった。そうしたらもっと地元の歴史に関心を持てたと思う」と話していた。
 定員を超える100人以上から申し込みがあったため、2月8日午後2~4時に市立博物館で同じ内容で再び開催する。受講料は資料代込み1000円(高校生、大学生半額、保護者同伴の小中学生は無料)。希望者は主催する信州フォーラム事務局(電話0263・34・1514=留守録)へ件名や名前、人数、連絡先を吹き込む。

長野県誕生の流れやその後の移庁・分県論などを学んだフォーラム