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2025年

地域の新病院の在り方考える集い 松本市立病院の計画見直しで

2026/01/18
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相澤理事長の講演を聞く来場者たち

 松本市が移転新築を目指す市立病院(波田)の建設基本計画の見直しが進む中、時代に即した地域医療や新病院の在り方を考える集いが17日、市勤労者福祉センターで開かれた。市民有志と市議会議員有志が「これからの医療を考える市民の会」を立ち上げて企画。市内で相澤病院を運営する相澤孝夫・慈泉会理事長と、川真田樹人・前信大医学部付属病院長が講演し、約180人が訪れた。
 相澤理事長は、少子高齢化による人口構成割合の変化に伴い、今後の医療ニーズが激変すると指摘。病院機能を再考し、医療側の提供体制を変えなければ「ミスマッチが起こる」「需要が減っている医療を無理してやれば赤字になる」と語った。川真田氏は「松本医療圏で手術件数がピークアウトしている」などとし、急性期医療が成り立たない病院が出始めている現状に言及した。
 質疑応答も白熱。基本計画で180床とされた新市立病院の見通しを問われた相澤理事長は「私的な見解」と断った上で、病床数は「120~150床。急性期をぐっと少なくし、回復期や慢性期までしっかりみるケアミックス型などの役割を高めていけば成り立つ」と述べた。
 当初予定した部屋が来場者数に対して手狭だったため、急きょ会場が大会議室に変更されるなど市民の関心の高さを伺わせた。