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2025年

塩尻Labが国交相表彰 住民と外部人材の協働評価

2026/01/16
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 塩尻市のNPO法人MEGURU(めぐる、横山暁一代表理事)は、市から受託する関係人口創出事業「塩尻Lab(ラボ)」の取り組みで、本年度の地域づくり表彰(国土交通省主催)の最高賞・国土交通大臣表彰を受賞した。地域住民と、関係人口と呼ばれる都市部などに住む外部人材が協働して、地域課題の解決を図る活動が先進的だと評価された。

国土交通大臣表彰を受けた塩尻Labを手掛けるMEGURUのメンバー

 地域づくりに顕著な功績のあった優良事例として全国の32団体が推薦され、最高賞は塩尻を含む3団体が受賞した。昨年12月22日に東京都内で表彰式があり、関係者が出席した。
 塩尻ラボは令和元年度に始まった。新型コロナウイルスの流行や働き方の変化が顕著になってきた頃、住んではいないが塩尻で活動してみたい人の縁をつなぐきっかけ作りになった。誰かの「困った」に寄り添う地域課題として年間3~4のテーマに取り組み、これまでに20テーマを扱った。本年度の一例としては、地域の交流拠点としてJR贄川駅そばの関所亭運営に伴走支援した。
 外部人材は1テーマに4~5人ずつ、本年度までに累計105人が参加した。首都圏や中京圏が主で、取組期間とする2カ月の間に、現地を2回訪れて調査や対話をしている。参加者が自身の強みを見つける効果もあり、期間終了後も継続して関わる人もいる。MEGURUは20~30代の4人が主にコーディネーターとして関わる。
 本年度のラボプロジェクトリーダー・保延祐希さん(30)は「関係人口は新しいライフスタイル。人生の手段を増やす暮らし方で、生活が豊かになるという私たちの考え方が評価された。個人に向き合う施策でもあり、この文脈が全国に広がれば」と願う。