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2025年

あったかいね、手編みの帽子 島内小スクールバスの運転手が児童にプレゼント

2026/01/16
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 松本市の島内小学校に通う児童が利用しているスクールバスの運転手を務める北村香さん(56)=波田=が、バスに乗る児童約50人の寒さを和らげようと全員にニット製の帽子をプレゼントした。「子供の希望の色で編んだ」という北村さんが約50個のニット帽を手作りし、児童一人一人に渡した。児童はニット帽をかぶって登下校しており、真冬の冷たい風を温かい帽子で防いでいる。

北村さん(中央)からプレゼントされたニット帽をかぶるスクールバス利用の児童

 北村さんは市内のタクシー会社に運行委託された松本市所有のバスの運転手を長年務めてきた。昨年9月、島内小のスクールバスの運行を担うフクトミ観光(新村)から「スクールバスの運転手にならないか」との声かけがあり、同社に入社して研修を受けた後、10月から運転手を務めるようになった。
 編み物が得意という北村さんに、スクールバスを利用している同小6年の村井蘭夢さんが「修学旅行でかぶりたいニット帽がうまく作れない」と相談したところ、1日で仕上げてプレゼントしてくれたという。昨年11月の修学旅行でニット帽を使った村井さんは「すごく上手にできていてうれしかった」と感謝した。
 この一件で「バスを利用する子供にプレゼントしたい」と北村さんが考え、11月から制作し12月中旬に手渡した。子供たちがニット帽をかぶって登下校する姿に北村さんは「一生懸命編んだかいがあった。子供が本当にかわいくて、毎日運転するのが楽しい。これからもいっぱい触れ合いたい」と話していた。
 島内小のスクールバスは、学校近くの市音楽文化ホールと、4キロほど離れた小宮会館や小宮西公民館を結んでいる。地元要望を受けて昨年6月に運行が開始された。