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2025年

木曽路の旅 桧笠貸します 木曽郡内町村・塩尻市・中津川市 来月15日まで 試験実施 周遊促す

2026/01/15
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 旧中山道が通る木曽地域を訪れる旅行者へ、桧笠を貸し出す企画が実施されている。木曽郡内6町村と塩尻市、岐阜県中津川市の宿場内外の観光案内所などで借りられ、街道巡りの風情を楽しんでもらう。木曽一帯で連携して地域を盛り上げ、圏域内の周遊を促す仕組みとして、2月15日まで試験的に行う。

 文化庁の日本遺産に認定される「木曽路」の保存活用を図る木曽地域文化遺産活性化協議会が実施する。8市町村の9施設で扱い、預かり金2000円(現金のみ)を渡す。返却時に返金される。笠は借りた場所と別の場所でも返却できる(一部施設は例外あり)。貸出期限は設定しないが、数日以内の返却を想定する。
 笠の貸し出しはこれまで薮原宿(木祖村)―奈良井宿(塩尻市)間で行われており、両宿場を結ぶ鳥居峠を歩く国内外のハイカーらに人気という。「木曽路」全体に取り組みを広げる。観光が落ち着く冬季に実証的に行い、今後に向け内容を検討していく方針。
 貸し出すのは南木曽町で生産される蘭桧笠だ。300年以上の歴史がある県指定伝統的工芸品で、「木曽路」を構成する文化財の一つでもある。同協議会事務局の木曽広域連合地域振興課・小嶋忍さん(40)は「冬景色の木曽を『文化財を身に着け』ながら楽しんでもらえたら」と話している。
 問い合わせは同課(電話0264・23・1050)へ。

実物やポスターを手に、木曽路全体での桧笠の貸し出し企画をPRする担当者