日展の工芸部門で特選 松本第一高校の美術教諭・飯島さん
2026/01/14
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松本第一高校(松本市)美術教諭の飯島賢治さん(62)=松本市蟻ケ崎5=の作品が、国内最大級の公募美術展「第118回日展」(公益社団法人日展主催)の工芸芸術の部門で特選に選ばれた。13日に同校で褒賞授与が行われ、生徒が見守る中、萩原清理事長から表彰状が手渡された。

信州の春に吹く穏やかで少し暖かさを感じる風をイメージした、銅板金による立体造形作品「早春の風」が特選に選ばれた。高さ63センチ、幅64センチ、奥行き30センチという大作で、金属をたたいて形をつくる「鍛金」の技法を用いて3カ月ほどかけて制作した。
生徒に負けないように自己研さんを積もうと、27年前から作品を出展し続けてきた。長い冬が明けて芽吹く姿に勇気づけられることから、飯島さんは「信州の春」をテーマに作品づくりをしている。近年、特選候補まで進み「そろそろチャンスだ」と過去に試したことがない技法に挑戦した。
飯島さんは「生徒の作品制作の姿に刺激を受け、常に新鮮な気持ちで作品づくりができた」と振り返り「今後はもっと感動を与えられる、彫刻のような動きも取り入れた作品を作りたい」と話していた。
今回の日展の巡回展は、県内では安曇野市美術館(安曇野市豊科)で5月2~31日に予定されている。



