歴史刻んだ古い薬の看板30枚 松本薬業会館が大切に保管
2026/01/13
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松本市中央4の松本薬業会館は、古い薬の看板を30点ほど保管している。市内にあった薬局や卸売店などから閉店時に順次寄贈を受けるうち、多様な看板が集まった。松本の薬業界を発展させた店や経営者の思いを受け継ぎ、大切に守っている。将来は展示公開したい考えだ。
テレビコマーシャルなどない時代、薬を扱う店には、商品宣伝用の看板が飾られていたという。文字を金色に彩った木製の「金看板」が多い。それぞれの制作年代は不明だが、言葉の使い方から、昭和期以前の品が多いとみられる。道具類や昭和レトロを感じさせるブリキ看板もある。
薬業会館は薬業関係者の拠点で、日の出町通りに面する。会館横には薬の神様「信州薬祖神社」があり、平成の名水百選まつもと城下町湧水群の一つ「薬祖水」も湧く。
施設を運営する一般社団法人松本薬業会館の長﨑昭夫理事長(78)は「中町通り、インモール松本が近く、外国人観光客や若者も多い」と会館が立地する環境を説明し「薬祖神社とともに、たくさんの方に看板を見ていただける方法を考えていきたい」と話している。
関心のある人は薬業会館(電話0263・32・9856=平日午後1時~4時)に問い合わせる。




