0000日(木)
2025年

福俵曳き豪快に 安曇野豊科・成相区

2026/01/12
後で読む

 安曇野市豊科の成相区で11日、市無形民俗文化財の伝統行事「福俵曳き」が行われた。稲わらで作った重さ約60キロの福俵を法被姿の若衆や住民らが曳き回し、雪が舞う寒さにも負けず「わっしょい!わっしょい!」と元気な声を響かせた。

奉納先で俵を高く持ち上げて地面にたたきつける若衆ら

 成相コミュニティーセンターを出発し、八坂神社境内を流れる川の水で俵を清めた。地域の商売繁盛や五穀豊穣などの願いを込めた福俵は曳き回すことで福を集めるといわれ、沿道の住民が見守る中、約10キロを曳いて練り歩いた。
 自宅を新築した住民の家が奉納先となり、自宅前に福俵を引き込もうとする家人ら地元住民と、「福を簡単に渡さないぞ」という若衆が豪快な綱引きを1キロにわたって繰り広げ、大盛り上がりだった。
 寺田一樹区長(37)は「年の始めに地域の皆さんの心が一つになる大切な祭り。市内外の多くの人に文化財でもある伝統の祭りを広く知ってもらえたら」と願っていた。