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2025年

松本地方で伝統の三九郎 無病息災願う 強風への警戒も

2026/01/11
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 一年の無病息災を願う小正月の伝統行事・三九郎(どんど焼き)が3連休初日の10日、松本地方でピークを迎えた。松本、塩尻、安曇野3市や東筑摩郡では7~18日に少なくとも約650カ所で予定され、うち9割が10~12日に集中する。ただ、気象庁によると、10日は午後0時46分に松本市沢村で最大瞬間風速19・7メートルを観測するなど各地で強風に見舞われ、やぐらを小さくしたり延期したりする地区も見られた。
 松本市の芳野町、南松本1丁目、同2丁目の3町会は芳野町公民館横の公園で合同の三九郎を実施した。当初は高さ2・5メートルほどのやぐらを組む予定だったが、強風を懸念して急きょ変更。竹に刺すなどしただるまを人の背丈ほどに低く組んで慎重に点火した。
 子供からお年寄りまで集まった約70人は風上から見守り、おき火になると柳の枝に刺すなどした繭玉を焼いて食べた。共に開明小学校5年の西尾菜羽さん(10)と奈須鈴華さん(11)は「下の学年をしっかり見て、頼りにされる先輩になりたい」と豊富を語っていた。
 芳野町の百瀬壽町内公民館長(75)は「無事できて良かった。一度途絶えれば再開は大変なこと。大切に継承していきたい」と話していた。

だるまや正月の縁起物を低く組んで点火した芳野町、南松本1丁目、同2丁目の三九郎