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2025年

干支の墨絵寄贈、「2巡目」スタート 松本市島立・勝野壽雄さん

2026/01/10
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 松本市島立の勝野壽雄さん(92)が今年も、島立公民館に自作の干支の墨絵を寄贈した。昨年までの12年間、1畳大の墨絵を贈り続け、一巡して区切りを付けようと思ったが、公民館や町会連合会の関係者らから制作を請われて意を決めた。「うれしい。生きているうちは貢献したい」と気持ちを新たにしている。

作品を掲げる勝野さんと浅井町会連合会長(右)

 篆書体の「馬」の文字を中心に据え、常念岳と松・竹、馬の絵を描いた。「躍動豊穣吉祥 令和八年丙午」とも記した。11日に同公民館で開かれる町会連合会主催の地区新年会で披露された後、館内の目立つ場所に掲げられる予定だ。
 勝野さんによると、制作には絵や文字のレイアウトを考える時間も含めて2、3日をかけた。願いの言葉を常に念じる意味を込めて、常念岳を描いている。サイズは体力面を考慮し、従来より小さい縦110センチ、横80センチとした。
 高校の元英語教諭で、町会連合会長など地域の要職を務めてきた勝野さんは、地元の福祉ひろばで書と水墨画を教えている。干支が一巡する12年を描き上げると104歳になるが、制作を引き受けた以上「1年でも2年でも描き続けたい」と話す。町会連合会は新年会で感謝状を贈呈する予定で、浅井勇吾会長(70)は「勝野さんは地区の誇り。作品を見ると、新たな気持ちで頑張ろうという気持ちが湧いてくる。安心で安全、文化薫る島立を継承していきたい」と話している。