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2025年

高付加価値の宿泊施設考える 産業研究会が松本でシンポジウム

2026/01/10
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 産学官連携組織「松本エリアにおける持続可能な観光地域づくり産業研究会」は9日、松本市中央1のMウイングで、シンポジウムを開いた。旅慣れた海外旅行者が、高い価値を認めて相応の対価を払いたくなる松本ならではの高付加価値な宿泊施設の在り方について、松本を拠点に活躍する建築や家具製造の専門家3人が映像を使って視覚的に提案した。

松本ならではの高付加価値の宿泊施設の提案
イメージ映像を使って説明が行われた、松本ならではの高付加価値の宿泊施設の提案

 古民家再生などを手駆けるY建築設計(大手5)の熊谷善紀代表、家具製作のアトリエ・エムフォオ(入山辺)の前田大作代表、総合建設会社・アスピア(宮渕1)の百瀬方洋代表が、研究会の依頼を受け、半年がかりで提案をまとめた。郊外の宿泊施設の宴会場を上質な客室に改修したり、市街地の古い空き家を松本のものづくりと暮らしに触れられる複合施設に再生したりといったアイデアの映像が次々に示された。
 3人は、松本らしさや高付加価値の意味を深く掘り下げる機会になったことを話し、実際に松本らしい高付加価値型の宿泊施設を整備する動きにつながることを願った。産業研究会委員長で扉ホールディングス代表の齊藤忠政さんは「わくわくする提案だった。夢でなく形にしていかれたら」と意欲を語った。
 研究会には観光、交通、金融、農林業、大学など21団体が加盟し、議論と実践を進めている。シンポジウムでは研究会の活動報告も行われ、満席の80人以上が訪れた。