厳寒期に氷の造形 塩尻市高出で氷点下9.2度
2026/01/10
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寒気の入り込みや放射冷却の影響で9日の塩尻市内は、市が広丘高出で行っている観測で最低気温が氷点下9.2度まで下がるなど、今季一番の冷え込みとなった。一年で最も寒い時期を迎え、例年、水道管の凍結、ヒートショックによる救急搬送、スリップ事故などが増えることから関係機関が注意を呼び掛けている。

塩尻市奈良井の国道19号では9日朝、電光掲示板で「マイナス10度 路面凍結」などと注意喚起が行われ、日陰となる場所ではドライバーが慎重に運転していた。国道脇のえん堤では、草木に当たった水が厚く凍り付いていた。
市は昨年末に水道だよりを各戸に配布して水道の凍結防止対策を呼び掛けている。真冬日(最高気温が氷点下の日)が連続する日などは特に凍結の恐れがあり、凍結防止帯のコンセントの入れ忘れ、不凍栓の閉め忘れに注意が必要だという。
松本広域消防局管内では例年、12月と1月に浴室で倒れて救急搬送される事案が増える。寒い中、熱い風呂に入ることで血圧が急変動して心筋梗塞や脳出血を引き起こすヒートショックが増えるのが一因だ。同局警防課は対策として、①脱衣室を暖める②湯の温度は41度以下に③湯につかるのは10分以内―といった対策を呼び掛けている。

平出の泉 水面に湯気
塩尻市宗賀の平出の泉では、水面に湯気のようなものが立ち上る現象が見られた。水温が年間を通じて10度前後に保たれる伏流水が湧き出しており、泉の上に流れ込んだ冷気と水との温度差が大きいことから発生した水蒸気が冷やされ、目に見える形になったとみられる。水面には水鳥が浮かび、みんなで温泉を楽しんでいるかのようなユーモラスな光景が広がった。



