塩尻市がCF型ふるさと納税活用 6年間で25件 PR・財源確保で着目
2026/01/08
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塩尻市は、インターネットで事業資金を調達する、クラウドファンディング(CF)型ふるさと納税を積極的に活用している。現在受け付け中の5件を含め本年度はこれまでに14件の事業で実施した。目標金額は「達成」「未達成」とそれぞれだが、不特定多数の人と接点をつくるという意味で、市は取り組みPRの手法や財源確保の手段として有効だと考えている。

CF型ふるさと納税は、令和2年に利用を始め、計25件の事業を挙げている。受け付けが終了した20件のうち目標金額に到達したのは12件。
昨年12月に新たに募集を始めたのは、脱炭素推進、部活動の地域移行推進、レザンホールの大規模改修、市道・木曽の大橋の修繕・維持管理費、自動運転バスレベル4社会実装で、いずれも募集期間を90日間、目標金額を200万円に設定した。18日に業者選定のプロポーザル審査を行ったレザンホールを所管する市社会教育スポーツ課は「芸術文化振興の拠点として、資金を活用し新たな価値を創造していきたい」とする。
市財政課によると「市民の関心が高い」「共感を得られる内容」「将来にわたり投資が必要」などの観点から担当課と相談した上で事業を選択している。近年の交流人口や2地域居住の増加を踏まえ、「塩尻に思い入れを持ってほしい。愛着醸成に」(財政課)と期待する。少子高齢化で将来的な財源確保が課題になる市は、単年度だけでなく後年にも継続し使えるよう、CFを主とした新たな基金創設も検討している。



