松本城をブロック玩具で再現 開智小卒業で東大生の田口新志さんが1万2000ピース使い制作
2026/01/07
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松本市の開智小学校の卒業生で、東京大学教養学部2年生の田口新志さん(20)=横浜市都筑区=が、ブロック玩具を組み立てて国宝松本城のレプリカを完成させた。「自分の価値観を形作った」という松本への思いが込められていて、松本市内で展示する機会を探っている。
縦、横、高さ約50センチで、国宝の大天守や乾小天守、月見櫓のほか、内堀や本丸庭園の一部も再現した。1万2000ピースものブロックを使用し、破風や鉄砲狭間、石落としなどの構造物を忠実にかたどっている。使用したブロックは約20万円をかけて全て自費で購入。休日を中心に半年かけて制作した。
最もこだわったのは石垣だ。三角形のブロックを使って無作為な文様のパーツを組み、内側の骨組みに張り付けるようにして配置。「他には見られないオリジナルの組み方」(田口さん)で「野面積み」の見た目を表現した。昨年11月の学園祭「駒場祭」で展示したところ、松本からはるばる足を運んだ人もいたという。
神戸市出身の田口さんは物心ついたころからブロック作りに親しんだ。父親の転勤で小学校3~6年の4年間松本に住み、開智小に通った。学校から望む松本城は「毎日見ていた身近な存在」だ。
作品は自宅で保管しているが、「松本への気持ちを届けたい」と市内での展示を模索している。今も開智小学校の校訓「愛・正・剛」が「自分の指針になっている」と語り、「自分を応援してくれた小学校の友人や近所の人に感謝を伝えたい」と話していた。




