外国由来の子供支援 長期休みの勉強指導 中信多文化共生ネットワーク取り組み10年
2026/01/07
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本人や親が海外出身など外国にルーツのある子供のための「冬休みの勉強会」が6日、松本市中央1のMウイングで開かれた。小学生を中心に16人がボランティアらに教わって休み帳や書き初めに取り組んだ。宿題が多い長期休みに合わせた勉強会はスタートから10年以上がたち、異文化での苦労を共有する仲間と過ごしたり、経験の幅を広げたり、さまざまな意味を持つ場になっている。
書き初めは松本蟻ケ崎高校書道部の1年生4人が手ほどきし、「正月の朝」「生きる力」など一人一人課題を練習。初めての子供は基本の筆運びから丁寧に教わり、「いいよ」「上手」などと褒めてもらうとうれしそうだった。市民タイムス書き初め展の作品に取り組む参加者もいた。インド出身のオホリ・アナーニャさん(11)=旭町小5年=は「筆の使い方や線を太くするところを教えてもらって上手に書けた」と満足そうだった。
勉強会はNPO法人中信多文化共生ネットワーク(CTN)が主催し、平成27(2015)年から夏と春に開いてきた。年末年始で慌ただしい冬休みも要望があり、昨年から書き初め指導とともに実施している。
宿題のためだけでなく、気を許せる仲間や指導者と過ごす時間を求める子供もいて、「卒業生」が訪ねてきたり指導役を担ったりする姿も見られるという。毎回のように参加するネパール出身のシンジャリまゆみさん(9)=島内小3年=は「みんなと勉強するのは楽しい。自由だし、新しい言葉も覚えられる」と笑顔を見せていた。
CTNの村井博子さんは「家庭でできない経験や普段関わらない人たちと触れる機会を増やしたい。多くの人に支えられ、頼ることができると知ることも助けになるはず」と話していた。




