0000日(木)
2025年

木曽町三岳・御嶽神社 伝統の太々神楽厳かに奉納

2026/01/06
後で読む
年の始まりを告げる太々神楽。「水継老翁」では、翁面と女面がゆったりと静かな空気を生み出した

 木曽町三岳の御嶽神社別殿で4日、年の始まりを告げる太々神楽が奉納された。3年で一巡する12演目のうち今年の四つが、4メートル四方ほどの舞台で時代装束の役者によって舞われ、境内には新年の神事らしい厳かな空気が広がった。
 「水継老翁」は翁面と女面が語りを交え場を整える導入の舞。「弓矢加持」では天と地へ弓を引く所作が続き、「降神舞」では神を迎える動きが厳かに展開。「六人行事」では湯をまく場面で場の緊張が和らいだ。
 太々神楽は昨年末、木曽町の無形民俗文化財に指定された。山岳信仰と結びついた古い作法を今に伝え、御嶽を中心に育まれた地域の信仰や信州の神楽の流れを読み解く手がかりともなっている。
 氏子でつくる保存会が継承を担い、毎年1月4日に奉納している。横沢淳一会長(81)は「絶やさぬことが大切。しっかりと引き継いでいきたい」と話した。