木曽広域連合 観光振興へ新潟の広域連携事例学ぶ
2025/12/31
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広域連携による新たな観光地域づくりをテーマにした講演会が22日、木曽町文化交流センターで開かれた。木曽広域連合が主催した。
一般社団法人「雪国観光圏」(新潟県湯沢町を拠点とする広域観光ブランド)の代表理事・井口智裕さんが登壇し、観光地域づくりの実践を紹介。「宿だけでなく地域そのものに価値がなければ遠方からの集客は難しい」と述べ、文化性を踏まえた地域ブランドの重要性を強調した。
井口さんは、北陸新幹線金沢延伸による観光客減少を契機に、湯沢町を含む広域連携を民間主導で立ち上げた経緯を紹介した。また、ドイツの「ロマンチック街道」を参考に同観光圏という概念的ブランドを構築した背景を説明し、雪との共生文化を地域独自の観光資源として位置づけたと語った。
また、広域連携について「やる気のある民間事業者が集う場」とし、業種や市町村の枠を超えたネットワークが新たな地域の魅力を生むと述べた。



