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2025年

年越しの食材買い求める 松本・公設卸売市場 開放デー大にぎわい

2025/12/30
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北陸地方産の天然ブリを品定めする来場者

 松本市笹賀の市公設地方卸売市場で29日、一般の人が買い物できる年末恒例の「市場開放デー」(実行委員会主催)が始まった。産地直送の魚介や野菜、総菜などを買うことができ、早朝から大勢が訪れ、年末年始の食材を選び買い求めていた。30日も午前6時半から午後2時半まで行われる。
 市場内の仲卸業者5社と、食品や総菜、加工品などの関連業者6社、食堂2軒で買い物や食事ができる。水産仲卸のカネモ魚よしには、タコやサケ、数の子など多くの魚介類が並び、大勢が品定めしながら買い求めていた。
 信州の年取り魚として人気の寒ブリも並んだ。北陸地方の天然ブリは、今年は不漁で入荷も少なく高値が付いた。値段は昨年の3倍近くになり、親戚との集まりで毎年、ブリを味わっているという市内の男性(67)は「高くて驚いた。今年は天然物でなく養殖物にするか」と思案していた。
 30日も行われ、一般来場は西側入り口からの入場に制限される。