赤飯まんじゅうで新年を祝おう 井上・万寿堂・松本市立博物館が共同企画
2025/12/27
後で読む

「ハレの日」を祝う松本地方の食文化・赤飯まんじゅうが、令和8年の幕開けに合わせて、松本市立博物館(大手3)と大型商業施設・井上アイシティ21(山形村)でそれぞれ販売される。「開運松本赤飯まんじゅう」と銘打ち老舗和菓子店・万寿堂(松本市旭2)が手掛ける、栗入りの新春限定商品だ。
アイシティを運営する井上と万寿堂、市立博物館の3者が共同で企画した。ハレの日を祝う縁起物でありながら、食卓の多様化や簡便化でふかす機会が減ってしまった赤飯を正月に味わってもらおうと販売を決めた。赤飯まんじゅうを看板商品とする万寿堂が、作ったその日に食べる“朝生菓子”として販売当日に手掛け、栗入りの新春限定商品として扱う。
万寿堂の三代目店主・井上雅恵さんは「甘い物は皆を笑顔にしてくれる。明るく楽しい一年になるように」と願いを込めていた。
販売は博物館が来年1月1日正午から、アイシティが初売りの2日午前10時から。2個入り600円で各限定100セット。博物館は午前11時~午後4時に特別開館し、赤飯まんじゅうやおやきの購入者に豚汁を振る舞う。



