松本・縄手通りで暮れの市 縁起物ずらり 押し迫る年末、新年の準備
2025/12/26
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正月用の縁起物を販売する恒例の「暮れの市」が25日、松本市中心市街地の縄手通りで始まった。初日は昼前から雨が降るあいにくの天気となったが、自宅や会社に飾るしめ飾りなどを買い求める人の姿が見られた。30日まで露店4店舗が並び、クリスマスから一転して年の瀬の雰囲気が増している。
神棚に付ける大黒じめや関東じめ、屋内用の床飾り、しめ縄、松の枝、南天、門松などが並ぶ。毎年訪れるという安曇野市三郷明盛の女性(53)は「今年は初めて神棚にも飾ってみたい」と話し、しめ飾りを購入した。縄手通り近くの女性は「お店が出ると年末がきたという気持ちになる。新年も健康第一で過ごしたい」と、床の間に飾る南天を買い求めていた。
中信街商組合が毎年開いている。暮れの市に関わって50年以上となる井箟商店(松本市渚1)の井箟末子さん(85)は「木曽や塩尻などからも、わざわざ顔なじみが来てくれる。本当にありがたい」と話し、常連客と明るくあいさつを交わしていた。
各日午前8時から午後6時(最終日は3時)まで。




