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2025年

だるまに目入れ新年準備 馬頭観音まつる筑北・岩殿寺

2025/12/24
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 馬頭観音をまつる筑北村坂北別所の岩殿寺で21日、縁起物のだるまの目入れが行われた。細野順伸大住職(前住職)と順諦住職が、総代・世話人ら約30人とともに大小約200個のだるまの左目に馬頭観音の姿を意味する梵字を書き入れた。開眼法要も行い地域住民の家内安全や商売繁盛、心願成就を願った。

だるまに目入れ作業を行う関係者たち
だるまに目入れ作業を行う関係者たち

 年末の総会に合わせた恒例の準備作業で、左目の梵字は各家庭で墨で塗りつぶすなどすると願いがかなうとされている。本堂で総代・世話人は手分けをしながら、だるまのサイズや届け先を確認し、だるまの背にお札を貼ったり墨を乾かしたりしていた。
 年末年始に各家庭へ届ける。神田林明総代長(74)=別所=は「今年は役員改選されたばかりで、(岩殿寺とも縁深い)仁熊大日堂の大モミの伐採などもあり、大変な年だった」と振り返り「来年は午年で、秋にご本尊のご開帳もある。良い年になれば」と願った。
 岩殿寺では来年1月5日午後3時、新年恒例のだるまのおたき上げと大般若祈祷会を行う。