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2025年

三郷・貞享義民館 人権尊重へ課題探る展示 パネルで発信 アートも飾る

2025/12/23
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 安曇野市三郷明盛の貞享義民記念館で26日まで、「安曇野から考える人権展」が開かれている。主にパネルを展示し「全ての人の人権が尊重され、あらゆる分野で誰もが個性と能力を十分に発揮できる社会」の実現に向けて啓発している。
 12月4~10日の「人権週間」に合わせた展示で、市、松本人権擁護委員協議会、市ジェンダー平等推進ネットワークの主催。車椅子の人や聞こえにくい人などが「どんなことに困っているか」を考えながら楽しめる内容になっている。穂高の画家・カミジョウミカさんがデザインした国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区のこいのぼり「信州サーモンのぼり」もロビーを明るく彩っている。
 男女共同参画に関するパネルでは市の現状を紹介している。令和6年4月現在、「審議会等の委員に占める女性の割合」は24・7%で、県の42・6%や県内19市平均の31・4%を下回り、「地域の課題となっている」と指摘した。一方、「防災会議に占める女性の割合」は23・1%で、県の19・8%や県内19市平均の13・0%を上回る結果となった。
 市人権共生課は「いろいろな人が暮らしやすい社会のために、一人一人ができることを考えるきっかけになれば」としている。
 入場無料。午前9時から午後5時(最終日は正午)まで。

ロビーを彩る信州サーモンのぼり