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2025年

間伐材で手作りベンチ 大桑の住民団体 11台 スポーツ公園に

2025/12/23
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 大桑村の活性化を目指す住民グループ「大桑元気な会」は、村スポーツ公園の間伐材を活用してベンチ11台を制作した。いずれも園内に設置し、村内外の大勢が訪れる公園で一層の過ごしやすさにつながることを願う。
 イチョウの木を使い、幅約150センチ、奥行き40センチ、座面の高さ50センチのベンチを作った。昨年間伐されたものを寝かせた後、会員で製材して防腐剤を塗るなどし、ベンチにした。
 18日に6人が公園で設置作業に励んだ。グラウンドや池、大型遊具の周辺などで、古くなったベンチを更新したり新しく置いたりした。重さのあるベンチを力を合わせて運び、安定するよう足元の土を掘るなどし調整した。
 同会は40人ほどが所属。公園の八重桜の並木をライトアップする「夜桜まつり」を主催するなどしている。設置後、早速ベンチを利用する親子の姿もあり、桶野直紀会長(74)は「スポーツ公園は『憩いの場』。利用する人たちが少しでも使いやすくなれば」と願った。

間伐材で作ったベンチと設置作業に励んだ会員たち