迫力!大しめ縄3年ぶりに新調 松本市梓川・大宮熱田神社
2025/12/20
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松本市梓川梓の大宮熱田神社で19日、新しい大しめ縄の飾り付けが行われた。3年に1度、氏子総代25人全員が入れ替わり、任期最初の年に新調する。この1週間、全てに優先して毎日朝から夕方まで作業し、長さ9メートルのしめ縄を完成させた。
大しめ縄2本を5回より合わせ、飾りの房をつけて形を整えた。大きさ、重さともに桁外れなだけに、つり上げるまでに慎重な調整が続いた。「全員未経験でこんなことやるなんて信じられないよ」と愚痴をこぼしつつ、表情はどこか楽しげだった。
大宮熱田神社は、室町時代建立の本殿が国重要文化財に指定されている。大しめ縄は神社のシンボル的存在であると同時に、共同作業を通じて地域の絆を深める役割を果たしている。
作業の中心となった氏子総代社頭委員会の小松信一委員長(65)は「毎日午前2時とかに目が覚めて寝られなかった」と重圧を振り返り「立派なしめ縄ができた。皆さんと一つになれた」と感無量の表情だった。
20日に固定作業をして完成させる。




