電気自動車コンテスト 松本工業高が3連覇
2025/12/17
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松本工業高校(松本市)原動機部が、中学・高校生による手作り電気自動車のコンテスト「エコ1チャレンジカップ」で3連覇を果たした。3年生部員が16日、県庁を訪れて県教育委員会の武田育夫教育長らと懇談し、大会を振り返りながら3年連続で「金賞」を勝ち取った喜びを語った。
部長の三間遥生さん(17)、副部長の筒井雄司さん(17)、宣伝担当の百瀬柊さん(17)=いずれも松本市=が訪れた。
大会は自動車技術会関東支部、東京都市大学、日産自動車が主催し、8月下旬に東京都内で開かれた。全国から19チームが参加して、自分たちで組み立てた3輪以上の電気自動車で自動車学校のコースを走り、規定されたバッテリーの電気エネルギーの効率的な活用や、タイムなどを競った。
3人は、車体の軽量化や空気抵抗の低減、ドライバーを体重が軽い部員にするなどの工夫を凝らして大会に挑んだことを説明した。モーターの故障といったトラブルもあったが、工夫と努力とチームワークで3連覇を勝ち取った。勝利の瞬間の気持ちを「『よかった~』と『あぶねぇ~』の両方」と振り返った。
原動機部は車を中心にものづくりや溶接に取り組む部活動で、23人の部員がいる。「部活をサボらず、チームワークを高め、些細なミスを一個ずつつぶしていけば4連覇を目指せる」と後輩にエールを送っていた。



