松本城で早くも新年に向け準備 門松設置・しめ縄飾り付け・すす払い
2025/12/14
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松本市の国宝松本城で13日、年末年始に向けた準備が行われた。天守と黒門、太鼓門のすす払いやしめ縄の飾り付け、門松の設置が行われ、観光客が師走の松本城の風物詩を写真撮影していた。
すす払いとしめ縄の飾り付けは毎年12月28日に行っていたが、翌日の29日から閉場になっていたため「大勢の観光客に年末の松本城の雰囲気を楽しんでもらいたい」(市松本城管理課)として、前倒しで行うことにした。 すす払いは市職員や松本地域シルバー人材センターの会員ら30人が、長さ6メートルほどのほうきを使って天守や門などの汚れを落とした。12月中に松本古城会のメンバーが制作したしめ縄も飾り付けて新年を迎える準備をした。門松は松本城入り口と太鼓門に、地元産のモウソウチクやマツ、ナンテンなどを使い、庭園業者が設置した。
市松本城管理課によると、松本城の今年の有料入場者数は、11月末の段階で前年に比べてわずかに減っているが、外国人観光客は増加し昨年1年間の入場者数をすでに上回っているという。松岡由香課長は「一年間、多くのお客さまを無事に迎え入れた松本城に感謝して天守などのすす払いをした」と話していた。




