お城に映る幻想の世界　プロジェクションマッピング点灯

　松本市の国宝松本城天守にデジタル映像を投影する「松本城プロジェクションマッピング」が１３日、始まった。色鮮やかな映像にお城が彩られ、集まった観客から拍手が起きた。来年２月１５日まで毎夜午後６～１０時に点灯し、松本城公園から無料で見られる。
　点灯式が行われ、松本市出身のアーティスト・アオイヤマダさんのユニット「アオイツキ」のパフォーマンスに続き、映像投影が始まった。期間を三つに分けてそれぞれ異なるテーマを設け、第１期（来年１月７日まで）は「時を超える城―光の物語」と題し、松本城の歴史を表現した。家族４人で初めて訪れた駒ケ根市の会社員・原智春さん（４０）は「予想よりもとてもきれいで感動した」と喜んでいた。
　冬の誘客イベント「松本かっちん―光と氷の城下町まつり―」の主要イベントの一つ。千歳橋からお城までの大名町通りの並木を電飾した「市街地イルミネーション」も始まった。