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2025年

松本空港と沖縄・那覇空港を結ぶ プログラムチャーター便運行始まる

2025/12/11
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 県営松本空港で定期便を運航するフジドリームエアラインズ(FDA)の機体を使った、松本空港と沖縄県の那覇空港を結ぶ「プログラムチャーター便」の運航が10日に始まった。12月中の7日間、1日1往復(一部は片道)運航されるツアー旅行をメインにしたチャーター便で、初日は沖縄や信州観光を楽しむツアー客らが搭乗した。

沖縄から松本空港に到着した家族連れ

 「プログラムチャーター便」は特定の期間・区間で、定期便のように連続的に運航される貸し切り便で、松本空港での那覇への直行型プログラムチャーター便は初就航となる。松本発が5便、沖縄発が7便運航される。FDAが個別販売も行っており、同社によると期間中の松本から那覇に向かう便はほぼ満席という。
 10日はアルピコ長野トラベルによる団体客らがチャーター便を利用した。安曇野市への里帰りで1歳の長女と那覇空港から松本空港への便を利用した那覇市の上地真澄美さん(32)は「すごくありがたかった。ぜひ定期便で沖縄と結んでほしい」と歓迎した。那覇空港に向かう便に搭乗した木曽町日義の公務員・倉本裕司さん(36)は「木曽から車で50分ほどで空港に着き近かった。家族3人で沖縄の海辺で遊びたい」と楽しそうに話していた。
 プログラムチャーター便の今後の運航日時は松本発が13、16、19、22日、那覇発が11、13、16、19、22、25日で、FDAによると利用率は松本から那覇便が約96%、那覇から松本便が約70%を見込む。松本空港と那覇空港を結ぶ定期便運航の要望は多く、FDA松本空港支店の瀬尾秀彰支店長は「松本から那覇へ向かうお客さまは多いので、那覇から松本へ来られる方の需要がどれだけあるかを、プログラムチャーター便で確かめられれば」と話していた。