安曇野市長選 中山副市長に出馬打診 急逝した太田さんの支援者ら
2025/12/11
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安曇野市の太田寛市長の急逝に伴う市長選挙(来年1月11日告示、18日投開票)で、太田さんを支援する関係者が10日、太田さんの後継者として市長職務代理者を務める中山栄樹副市長(73)=安曇野市穂高柏原=に出馬を打診したことが、関係者への取材で分かった。
太田さんは10月の市長選(無投票)を経て2期目が始まったばかりだった。関係者の一人は「1期目で進めた施策を2期目で次のステージに進めたいという思いがあった。(太田さんの思いを引き継ぐのは)一緒に行政を進めた人がいいのではないか」と語る。
別の関係者は「市政に停滞を出さないためにはそれが最善の策だろう。太田さんと一緒にやってきて理解している中山さんがふさわしい」とする。
中山氏は日本大学を卒業後、昭和52(1977)年4月に穂高町職員となり、5町村合併による平成17(2005)年10月の市制施行後は、市民環境部長や企画財政部長を歴任した。平成30年に当時の宮沢宗弘市長の要請で副市長となり、令和3年10月の太田市政スタート後も再任されて太田さんを支えてきた。任期は31日までとなる。
市長選に出馬を表明した人はいない。市選挙管理委員会は17日に立候補手続きの説明会を予定している。



