生坂村支えて３０年　お父さん頑張る会が節目祝い記念式典

　生坂村のボランティア組織「お父さん頑張る会」は４日、村入浴宿泊施設・やまなみ荘で発足３０周年記念式典を開いた。会員や来賓ら約２０人が出席し、平成７（１９９５）年の発足からの歩みを動画上映で振り返りながら、節目を祝った。

　瀧澤龍一会長（７３）は発足２１年目に入会した自身が製炭事業を任され、高齢化に伴い継続か廃止かに悩んで若者や女性の勧誘に力を入れた経験を語り「多くの方の支えがあってこそとあらためて感謝したい。若いメンバーと力を合わせ活動を続けていく」と述べた。
　来賓祝辞で藤澤泰彦村長は、会が取り組む大豆栽培や製炭、粗大ごみ収集、保育園の雪よけ作業に触れ「村に欠かせない取り組みばかり。会のともしびを受け継ぎ活動を続けていることは心強い」と感謝した。村議会の藤澤幸恵議長は、父親でもある瀧澤会長の姿に「楽しそうに活動している話を聞き、生きがいになっていると感じる」と語り「議会でも皆さんの支援をしていければ」と述べた。
　現在、会には１８人が所属している。