平和で平穏な新年へ願い込め 松本城でしめ縄作り
2025/12/09
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松本城(松本市)の国宝天守と太鼓門、黒門に飾るしめ縄の製作作業が8日、本丸庭園であった。お城の愛護団体・松本古城会と庭園を管理する松本地域シルバー人材センターから33人が参加し、力を合わせて立派なしめ縄を作った。

長さ約90センチの稲わら50束を使い、天守入り口、太鼓門、黒門に飾り付ける全長5.5~7.5メートルのしめ縄を作った。男性陣が「よいしょっと」と声を掛けながら力を入れて編み込み、女性陣がはみ出たわらをはさみで切った。
同センターの庭園係の班長・梶川元広さん(70)=松本市岡田下岡田=は「平和で平穏な年になるように思いを込めた」と話し、古城会女性部の新井瑞穂副部長(69)=同市入山辺=は「見た人がすがすがしい気持ちで新年を迎えてほしい」と願っていた。
従来は28日に飾り付けをするが、今年は「長期間見てほしい」と13日に取り付ける。



