ｅスポーツ　シニア熱戦　塩尻で全国規模の大会　１０団体・３０人参加

　塩尻市振興公社は６日、同市大門一番町の市民交流センター・えんぱーくなどで、６０歳以上を対象にした全国規模のコンピューターゲーム大会「シニアｅスポーツサミット２０２５」を開いた。県内外の６１～８２歳の１０団体・３０人が参加し、楽しみながら交流した。
　競技種目は「太鼓の達人ドンダフルフェスティバル」で、団体戦は３人１組で３ブロックに分かれて予選を行い、上位４チームが決勝トーナメントを戦った。個人戦は１４人がエントリーし得点で競った。
　参加者は真剣な表情で課題曲の演奏に取り組み、高得点をたたき出していた。太鼓の達人の高難度プレーで知られるお笑い芸人・パーマ大佐が進行役を務め、参加者と対戦型の公開演技もして盛り上げた。
　優勝したのは富山県と島根県の連合の「ｅファイブスターズ」で、昨年の全国大会で知り合った複数県の人で組み、オンラインで定期的に交流しているという。主将の若濵道子さん（６３）＝松江市＝は「結果はうれしいし誇り。企画した塩尻はすてき。もっとこういう大会が多くなれば」と話した。
　介護予防や交流を目的にｅスポーツ事業に力を入れている塩尻を、シニア活躍の発信拠点にしようと企画した。市が共催し、県の地域発元気づくり支援金を活用した。
　成績は次の通り。
　▽団体戦＝①ｅファイブスターズ（富山県、島根県）②７５８城（愛知県）③シティーリバーレディース（塩尻市）▽個人戦＝①武山節子（ｅファイブスターズ）②城谷久美（７５８城）③丸山米子（シティーリバーレディース）