筆振るう楽しさ実感　松本で親子書道教室　県展前にプレ企画

　「第７８回県書道展覧会松本地区展」が１９～２１日に松本市美術館で開かれるのを前に、プレイベントの「親子書道講座」が６日、同館で開かれた。松本地区展の役員を講師に家族で書道に親しむ恒例の催しで、未就学児や小学生の親子２４人が毛筆の世界を楽しんだ。
　松本地区主任の書家・大澤城山さんが「親子そろって筆の楽しさをたっぷり味わって」とあいさつ。参加者たちは筆の持ち方や運び方、姿勢などを教わった後「土」の字で入りや止めを練習すると、「ゆめ」「花火」「平和」など書きたい言葉に挑戦した。後半では自作の書を使った来年のカレンダーなども製作。市内の開智小学校３年生・前田ちりさん（９）は「以前参加して楽しかったので今年も来た。書いた字が思ったよりうまく仕上がるとうれしい」と話していた。
　参加者の作品は県書道展の会期中に会場に展示される。

地区展役員の手ほどきを受けながら書道に親しむ参加者