0000日(木)
2025年

竹灯籠1万本 境内照らす 穂高神社で神竹灯始まる

2025/12/07
後で読む

 安曇野の冬の風物詩「安曇野神竹灯」が安曇野市の穂高神社で始まっている。約1万本の竹灯籠が境内を埋め尽くし、無数のほのかな光が幻想的な雰囲気を醸し出している。
 竹筒は直径7~10センチ、長さ30~60センチほどで、主催する実行委員会が毎年5000本ずつ、大分県竹田市から譲り受けている。大小3本1組の竹筒にろうそくの光がゆらめき、冷え込んだ境内を温かく照らしている。幻想的な光景を写真に収める来場者は多く、5日夜に家族で訪れた穂高有明の会社員・内川裕也さん(37)は「とてもきれい。こんなに広範囲に並んでいるとは思わなかった」と驚いていた。
 今年で14回目となる神竹灯は5~7日と12~14日の午後4~8時。プロカメラマンによるフォトスポット、神楽殿をステージにした音楽ライブ、キッチンカーなど約20店が並ぶ夜市「かみあかりマーケット」が行われている。実行委の衞藤悦郎委員長は「幻想的な光を眺めて心を癒やし、おいしい食事などを家族で楽しんでほしい」と呼び掛けている。

境内に並ぶ数々の竹灯籠
境内に並ぶ数々の竹灯籠