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2025年

競技力向上へ 体づくり学ぶ 木曽 中学生や指導者 10年国スポ見据え

2025/12/07
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 木曽郡体育協会などは6日、令和10年に県内で開かれる第82回国民スポーツ大会に向け、選手育成を図るスポーツ講座を木曽町総合トレーニングセンターで開いた。少子化が進む木曽で、将来を見据え関係者のつながりづくりを促す目的もある。中学生を中心に、郡内の子供たちや指導者ら約40人が参加し、競技のパフォーマンス発揮に欠かせない体幹や股関節の鍛え方を学んだ。

 県内外でアスリートにトレーニングを指導するBCF(長野市)代表・関賢一さんを講師に、実践形式で多様な運動に取り組んだ。単に厳しい内容をこなすのではなく、どの部位を鍛えているか意識し、自分の思い通りに体を動かすことにつなげる大切さを教わった。
 南木曽中学校(南木曽町)2年でサッカー部の勝野一惺さんは「きつい運動をすれば鍛えられると思っていたが、やり方を意識する大事さを感じた。日頃の練習に生かしたい」と話した。
 「スペシャルアスリートプログラム」と題した3年目の取り組みで、13日はボディービルダーに筋力向上の仕方を学ぶ。郡体協の辺見元孝会長は、木曽から国スポの活躍選手輩出を期待するのと共に「少子化が進む中、郡全体で子供たちのためスポーツ環境を整える必要がある。連携のきっかけにもなれば」と願った。木曽ひのきっ子ゆうゆうクラブ(上松町)が共催した。

国スポ活躍など将来を見据えて木曽の競技者が体づくりを学んだ講座