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2025年

日義の魅力 英語パンフに 地元中学生 訪日客に発信

2025/12/06
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 木曽町の日義中学校3年生18人が本年度、訪日外国人客に日義地区のことを紹介する英語のパンフレットを制作した。訪日客にインタビューして観光需要を探るなどし、充実した内容に仕上げた。日義周辺や塩尻市・奈良井宿の観光・飲食施設などに置いてもらい、地域の魅力発信を図っている。
 パンフレットはA3用紙3枚(両面印刷)をとじた作りで、三つ折りにできる。明るく目立つ色調のデザインで、日義の飲食店や道の駅などについて英語と写真で紹介している。
 4月以降、福島のJR木曽福島駅前や山村代官屋敷、修学旅行先の京都などで、訪日客に旅行の目的や滞在先での過ごし方などをインタビュー。その声を基に、まず試作品約60部を作った。
 2学期に入ってから、試作品に手を加えて完成版約200部を作った。試作品は飲食店の価格・営業時間などの情報が中心だったが、完成版では、生徒が個人的に店舗を利用した感想、おすすめメニューの紹介文などを追加し、より地域住民としての生の声が伝わるようにした。
 狩戸強志さん(15)は「読んだ人が、少しでも日義に来たいと思ってくれたらうれしい」と笑顔を見せた。奥谷孔明さん(15)は「パンフレット作りを通じて、自分も地元のことをよく知ることができた」と話していた。

完成したパンフレットを持つ生徒たち