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2025年

公民館報神林版が400号 昭和26年から75年かけ 節目祝い合冊版を計画

2025/12/05
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 松本市公民館報の神林版が、11月30日付で400号の節目を迎えた。昭和26(1951)年1月1日に旧神林村の広報として第1号が発行されてから75年にわたり神林地区の出来事を住民に伝えてきた。201~400号の合冊版の発行を計画している。
 公民館報は奇数月の30日に年6回発行される。A4サイズで二つ折り4ページの全市版と、A4サイズ1枚の地区版がある。地区版は35地区でそれぞれ編集委員らが制作し、全市版とともに住んでいる地区のものが全戸配布される。市内で400号に達するのは神林で12地区目となった。
 神林では全7町会から1人ずつ選ばれた編集委員がコラムや記事を執筆している。400号では、表に10月の「第53回神林ふれあい文化祭」の多くの写真を掲載、裏には川東公民館でピザ窯のお披露目があったという記事などを載せた。節目だからといって特別な内容にはしなかったが、コラムだけ通常の2倍のスペースを確保。201号以降で伝えてきた主な内容を取り上げ、節目を伝えた。
 戦後しばらくして神林村広報として始まった神林版は、村が松本市に編入した昭和29年に市公民館報神林版となった。平成4(1992)年7月30日に200号を迎え、6年には1~200号の合冊版を発行した。
 編集委員長を務める栁澤政志さん(51)は「情報を得る手段は多いが、地域に光を当てた情報はそうはない。これからも読んでいただいている人にしっかり届けていきたい」と話している。

市公民館報神林版の第400号(中央)