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2025年

サンプロアルウィン復旧へ着々 工期は来年1月中旬まで

2025/12/05
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 県松本平広域公園総合球技場(サンプロアルウィン、松本市神林)でバックスタンドの照明用架台の鉄骨部材が落下した問題で、県は4日、アルウィンの使用を予定していた団体や報道機関に、復旧工事の様子を公開した。サッカー松本山雅FC、県サッカー協会の関係者が現場の状況や工事の進み具合を確認した。

アルウィンのバックスタンドで行われている復旧工事
アルウィンのバックスタンドで行われている復旧工事

 アルウィンでは、部材の落下によって変形した支柱と照明用架台を元の位置に戻し、新たな部材(鋼管)を設置する工事が行われている。11月に着手して架台を支える仮設の柱を設置し、支柱の上部の締め付け器具取り付けが完了した。工期は来年1月中旬までを見込む。
 落下のあった10月以降アルウィンのフィールドは使用できず、県は再開を来年3月と予定する。県松本建設事務所の唐澤則夫所長は「関係者、利用者に迷惑を掛けたことをおわびする。残りの工事を確実に進め利用を再開させたい」と述べた。
 松本山雅FCはシーズン最終盤の試合を本拠地で行えなかった。運営会社の小澤修一社長は「アルウィンを使えなかった影響は戦績だけでなくいろいろなところにあった。(来季の)地元での試合に向けてしっかり準備を進めたい」と話していた。