長野銀行塩尻支店に感謝の書 志学館高書道部が展示 合併に伴い12月末で閉店
2025/12/04
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八十二銀行と長野銀行が来年1月に合併するのに伴い、塩尻市にある長野銀の2支店は12月30日に営業を終了する。塩尻支店(大門桔梗町)では平成30(2018)年から、塩尻志学館高校書道部が書道の大作を飾ってきた。年4回作品を入れ替え、道行く人に季節感を伝えてきたが、最後として「感謝」の気持ちを込めた作品を展示している。
1畳ほどの窓5枚を使い、書道部員が代々作品を展示してきた。11月25日にこれまで展示してきた秋をテーマにした作品を取り外し、最後の作品を飾った。「感謝 大切な記憶と共に 見守ってくれた日々へ ありがとう」とメッセージをつづり、2行が新銀行「八十二長野銀行」に引き継がれることにちなみ、リレーのバトンが受け渡される図案を描いた。
書道部の押澤敦宏部長(17)は「たくさんの人の目に触れる場所に展示する機会をもらえたことがうれしい」と話していた。塩尻支店の太田好男支店長は「地域にお世話になった支店の気持ちも表現していただきありがたい」と感謝していた。
長野銀の市内2支店の営業は30日まで。ATMの使用も同日午後3時までとなる。平沢出張所は新銀行の出張所として来年1月5日に営業を再開する。



