塩尻・広陵中3年4組の生徒 市長に提言 鋭い質問も 社会科で意見交換会
2025/12/03
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塩尻市の広陵中学校3年4組(33人、担任・百瀬澪教諭)は2日、百瀬敬市長を同校に招き、「市長、僕たち私たちの声を聞いてください」と題した意見交換会を開いた。社会科の授業の一環で、市政について生徒たちが質問したり政策を提言したりした。 百瀬市長が市の人口や財政状況、18歳以下の医療費無料化など取り組み概要を説明した上で、意見を聞いた。生徒たちは「農業で市の基盤を強化できれば財政も安定するのでは」「商業施設(の誘致)などで街を活性化してほしい」と声を上げた。商業に関して、百瀬市長は「商業とはお金になること。施設に限らず、ありとあらゆるチャンネル(経路)で発展すれば」と述べた。
百瀬市長は、市が重視する挑戦と行動の考え方に触れ「小さな変化の積み重ねが大きなまちづくりにつながる。皆さんの声を大切にする」とも語った。生徒から▽新年度の予算編成でどんな議論が成されているか▽市民の政治参加のために何をしているか―との鋭い質問もあった。
クラスではこれまでに市のイメージに思いを巡らせ、行政の仕事を知り、予算配分を考えてみる体験もした。木内煌稀さん(15)は「直接話を聞き、より深く学ぶことができた」と話した。



