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2025年

師走初日の県内は松本だけ暖かい朝に 南風吹き込み気温上昇

2025/12/02
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 1日朝の県内は、松本(松本市沢村)の気温が突出して高かった。午前6時の気温が10.2度だったのに対し、長野は0.0度、諏訪が氷点下0.9度、飯田は同0.6度といずれも0度前後で、10度も違った。長野地方気象台は、松本盆地の地形は南風が吹き込みやすく、その影響で盆地の南側で気温が上昇したとみている。
 松本の未明から朝方にかけての最低気温は午前2時21分に観測した氷点下0.4度で、平年並みだった。その後に風向きが北寄りから南寄りに変わり、午前3時から4時までの1時間で8度も上昇した。日中の最高気温は18.0度で10月下旬並みだった。松本のほかにも、気温が低い地点で知られる野辺山(南佐久郡南牧村、標高1350メートル)の午前6時の気温は6・9度と高かった。
 同日は前線を伴った低気圧が日本海を進み、そこに向かって南風が吹いた。このため、県内各地点の最高気温は松本以外も平年に比べて高かった。松本は南風が吹き込むタイミングが早く、他地点との気温差が生じた。気象台によると、松本だけ朝の気温が高い現象は、寒い時期に時折見られる。
 今週は4日から5日に冬型の気圧配置となりそうで、4日の県中部は曇り一時雨か雪の予報。4~6日の松本の最高気温は1桁になる見込みだ。

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