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2025年

松本城の植栽に冬囲い 「わらぼっち」や「雪吊り」

2025/12/02
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 松本城(松本市)で1日、本丸庭園などの植栽を風雪から守る冬囲いの作業が行われた。お城の愛護団体・松本古城会のメンバーと造園業者計48人が作業し、ボタン約50本に「わらぼっち」をかけたほか、アカマツなど4本に「雪吊り」を施した。
 古城会女性部の20人はかっぽう着姿で作業し、花芽に気を付けながら丁寧にわらぼっちをかぶせていった。多湖佳子部長(78)は「厳しい信州の冬を乗り越え、新しい芽が大きくなるといいと思いながら優しい気持ちで取り組んだ」と話していた。
 平成6(1994)年から続く冬の風物詩で、松本城公園を含め落ち葉掃きもした。冬囲いと雪吊りは来年3月15日に取り外す予定。

手際よく作業する女性部のメンバー

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