自然薯収穫 立派に育つ 南木曽 アサイ 特産化へ3季目
2025/12/02
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南木曽町の特産品化を目指してジネンジョ(自然薯)栽培に取り組む日用品販売などのアサイ(南木曽町読書)は1日、3季目の収穫を始めた。農地を新たにした今季も生育は順調で、担当者は「南木曽の土地はジネンジョ栽培に適している」と話す。13日は初物の試食会を催す。
読書の同社員の農地に、20メートルの畝を19本設けた。地中に板を敷きその上に種芋を並べる方法で育て、1日は関係者11人が収穫作業に励んだ。手やシャベルで土をかき、大きく育ったジネンジョを次々と掘り出した。1月ころまで順次収穫する。
同社が傘下に入る恵雄会グループ(岐阜県恵那市)が栽培事業を手掛けており、南木曽でも始めた。都合から昨季までの農地を変更し、作付面積自体は若干減ったものの、「太さがあり出来は過去最高」と昨季並みの計約700キロの収穫を見込む。担当の永井茂樹さん(69)は「甘み、粘り気もありおいしいジネンジョになった。栽培面積をさらに広げていきたい」と見据えた。
収穫分はすりおろし品に加工して販売などし、町のふるさと納税返礼品にも採用されている。試食会は午前11時から、アサイの事業所に併設するキッチンこころで、とろろご飯にして1食500円(限定100食)で提供する。




