地域の魅力発信へ 若者がブース出展 まつもと未来マルシェ盛況
2025/12/01
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松本地方の若者と大人が共に学び活動するイベント「まつもと未来マルシェ2025秋」(一般社団法人ONE―PARK主催)が30日、松本市中央2の信毎メディアガーデンで開かれた。中高生が地元の企業や事業所と共同で作った菓子などを販売し、ワークショップ(WS)を開いてものづくりの魅力を伝えた。
企業や、松本市内の学校のクラスなど15団体がブースを出展した。来場者に商品やWSの説明をしたり、商品作りの背景を話したりして、来場者に地元や部活動の魅力を伝えた。
松本大学健康栄養学科の長谷川ゼミは、スポーツの試合会場で販売する軽食「スタジアム飯」のおやきを販売。魚肉ソーセージを用いて栄養素に気を配ったおやきで、具材は験を担いだ「かつ」と、地元の野沢菜を使った2種類を用意した。4年生の竹内美結さん(21)は「珍しいと購入してくれる人がいてうれしい。意見を聞いて生かしていきたい」と話していた。
松本美須々ケ丘高校の生徒によるスライムやUV(紫外線)ストラップ作りのWS、信大付属松本中学校の生徒によるせっけんや、リンゴを使った菓子の販売もあった。来場した宮坂文子さん(50)=岡谷市=は「いろいろな地域のものを生かした商品があって、どのブースも楽しかった」と笑顔を見せていた。



